2011/08/03

わたしのにゃんこ

まだ幼稚園生だったころ、NHKみんなのうたで聞いて、
強烈に印象に残った歌がある。矢野顕子の「わたしのにゃんこ」。
思えば私の矢野顕子熱も、この頃からすり込まれて発症したのかもしれない。


学校の帰り道で捨てネコを見つけるも、家では飼えないので、
友達と給食を持ち寄り、みんな飼う事にきめる。
しかしある日、ネコは消えてしまう。(給食の残りを持ってくるくだりは、
みんなのうたのなかには収録されていない)


似た経験をした人も、多いのではないだろうか。


初めて会ったネコを「私の友だち、ちいさな友だち」と愛おしむ心、
家では飼えないけれど、給食の残りで育てようとする子供心、
突然いなくなったネコを必死に探す子どもたちの胸の内、
行方のわからないネコの幸せを案じる気持ち、全てが凝縮された、
矢野顕子の珠玉の1曲。



「わたしのにゃんこ」


作詞作曲 矢野顕子 
編曲   坂本龍一


いつもと同じ帰り道
オー にゃんこ
可愛い鳴き声 聞こえる
オー にゃんこ


どこからきたの?
誰かを待っていたの?
わたしのともだち 
ちいさなともだち

給食の残りのコロッケあげる
冷蔵庫からアジの干物あげる
うちじゃ飼えない
ママに叱られるから 

わたしのともだち 
ちいさなともだち


ようこちゃんもしんじくんも来たよ
わたしたちみんなで飼うって決めた


知らない街の
はなしを聞かせてよ
わたしのともだち 
ちいさなともだち


いつもと同じ帰り道
オー にゃんこ
おまえの姿が見えない
オー にゃんこ


みんなで探す 夕焼けが消えるまで
わたしのともだち 
ちいさなともだち


幸せでいるの?


わたしのともだち

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