2014/03/08

ドナドナ。

 
最近私は酔っぱらうと、ドナドナの歌を歌っては、周りの人に絡んでいる。
我ながらウザい。なぜこの曲を歌いたくなるのかは自分でもわからないが、
とにかく、インパクトのある歌であるからということは間違いない。

多くの人はこの曲を子ども時代に知ったと思うが、子どもに教える歌としては
ちょっと異色な、なんとも現実的で、暗く悲しい気持ちになる歌である。


♪  ある晴れた昼下がり 市場へ続く道
 荷馬車がゴトゴト 子牛を乗せてゆく
 可愛い子牛 売られてゆくよ
 悲しそうな瞳で見ているよ
 ドナ ドナ ドナ ドナ 子牛を乗せて
 ドナ ドナ ドナ ドナ 荷馬車がゆれる

今日も昼間っからワインを飲んでドナドナ歌っていたら、娘がインターネットで
「ドナドナ」の歌の由来と意味を検索し始めた。

 娘の検索結果によると、牧場から市場へ売られていく可哀想な子牛を歌っている
この歌は、ユダヤ人がナチスによって強制収容所に連行されていくときの様子を
子牛に見立てた反戦歌とする説があるらしい。そして「ドナドナ」とは、 
牛を追うときの掛け声であったり、「アドナイ」(ドイツ語で我が主よ)の
短縮形であるという説があるとのこと。

知れば知るほど、重く、物悲しい曲である。

会社でも、将来有望なのに、とある条件と引き換えに取引先にドナドナされるのではないかと噂されている社員がいる。

♪ 青い空 そよぐ風 つばめが飛びかう
   荷馬車が市場へ 子牛を乗せて行く
   もしもつばさが あったならば
   楽しい牧場に 帰れるものを
   ドナ ドナ ドナ ドナ 子牛を乗せて
   ドナ ドナ ドナ ドナ 荷馬車がゆれる




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