2011/08/02

こどもの意見

お母さんが地方で公演中の女の子2名を、うちでお預かり。
娘の親友で、おしゃまで美人な小学校3年生と1年生。


私は最近、自分の子が海外に行っており、母パワーを持て余し気味だったので、
子どもが2人も家に来るとなると、まるで孫が遊びにくるお婆ちゃんの様な心境。
買い物にくり出し、食材を選びながら、ラザニアを作ったら喜んでくれるかしら
とか、お風呂は泡風呂にして水鉄砲も用意しておこうとか、どうにもこうにも
ワクワク感を抑えきれない。


お客様達を学童にお迎えにいき、泡風呂で1時間ほどはしゃいで頂いた後、夕食。
3人で食卓を囲みながら、いつの間にか話題は、私と彼との関係および、
子連れ国際再婚の詳細に及んだ。(年齢に関わらず、女が数人集まると、
大抵スリリングな話題が出てくるものだ)


私は現在、前夫との間に生まれた8歳の娘と、カナダ人の彼と3人で暮らしている。
彼とは来年入籍する予定なのだが、そのことについて小1のお客樣、実ににこやかに、


「でもさ、前にも離婚してるから、また結婚して離婚することになったら
ヤバいよね!!」


ぬぬぅ。それは確かにマジヤベーよ。


小1のくせに、ピンポイントでイタいところを突いてくる。
子どもに指摘される事柄は往々にして、大人も思ってはいても口に出せない内容で
あることが多いので、大変貴重な指摘である。ちなみに、うちの玄関周りは
ゴチャついているので、片付けた方がステキになるという鋭いご指摘もあった。


当然、子連れ再婚であろうとなかろうと、離婚するような状況になることは避けたい。
ただ離婚とは、せずに済めばそれに越したことは無いが、
それぞれがより良く生きていくために、必要な場合もあったりする。


「離婚は悲しいけれど、離婚してからの方が、仲良くできる事もあるんだよ。
でも今回は離婚するような事にならないように、新しい旦那さんを大事にするよ!」


…大量生産の食パンの様な回答で申し訳なかったが、
子どもたちは、ニコニコとしながら「うん!」と答えてくれた。


あと十数年もすれば、この子たちも、こういう話がよりリアルに
わかる様になるのかな。わかる様になる頃には、今より
楽しい事も悲しい事もいっぱい経験しているのかな。


そんな事を考えながら、おかわりのラザニアを取り分ける。
小さなお客様方は、「おいしーい!」と満面の笑顔で連呼して、沢山食べてくれた。


しなやかな優しさと強さを持った、素敵な人に育っておくれ。
二人の笑い顔が、夏の朝、水を浴びて輝くカラウスリの苗木のように見えた。





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